相変らず、俺の部屋には幼馴染のがいる。
任務の無い日は決まってはやって来る。



とりあえず、小せぇ頃からずっとそうだから、俺ももうそんなんは慣れっこだ。
めんどくせぇとも思わねぇ。

習慣とは恐ろしいもんだなっ・・・・・・


それに、いつもの事だから、別にとりたててお互いに何をするって訳でもねぇ。


しゃべりたい事をしゃべって、読みたきゃ勝手に本とか読むし・・・・
腹減りゃ、下行って、何やら持ってきて2人で食べる。


時間は限りなくダラダラとのんびりと俺の好きな感じのペースで流れていく。
こいつといるとマジで楽。


でも、最近はそうも言ってらんなくなってきたってのも事実・・・・


正直言って、がどんどん女っぽくなってくのを俺が無視してらんなくなってきたって
のがその理由だ。
男って・・・そういう生き物だからよっ・・・めんどくせぇよな。






「ねぇシカマルぅ・・・・」

「あ?何だよ?腹でも減ったか?」

俺は床に座って、昨日買ったばっかの雑誌読んでて、の声にも空返事。

「違うよ!もうっ」

が何やらムクレたような声を出す。


「何だよ?」


俺のベットに勝手に横になって、やっぱりムクレた顔したと目が合った。



「ねぇシカマル・・・・お願いあるんだけど///////」


は俺が振り向いたせいだか、機嫌を良くして、ちょっと笑った。



「お願い?・・・・」


俺は眉間にシワを寄せた。
何だ?突然。


「あたしね、したいの・・・・・」

唇を噛んで、真っ赤な顔・・・

「何を?・・・・」

さっぱり意味分かんねぇんだけど・・・・
まっ・・・こいつが言い出す事なんて、どうせくだらない事に決まってんだろうけどよっ


「シカマル・・・私とHして?」













「・・・・・・・・・は?・・・・・・・・・・」
















今、こいつは何っつった?
H?・・・・・・・・
Hって・・・つまり・・・まさか・・・その・・・・男女間で行う・・あの行為?



「なんだって?」



いやいや・・まさか聞き間違いだろ?
にそんな知識・・・あるわけねぇ・・・
っていうか、言わねぇだろ?ふつう。



「私とHしてよっ」


目が本気だ。


「・・・・・・・・・・お前、なんか変なもん飲んだ?」



そうだ。きっと。思考回路がおかしくなるようなもん飲んだに違いねぇ・・・・
バカだなコイツ。
そういうもん、うっかり飲むなよっ!!

とか言いつつ、額から汗出てきた。


「変な飲み物って・・・シカマルの家にあるわけ?」

ジッと見る目が怖い。

「いや・・・無い。・・・と思う。・・・たぶん」

そうか・・・ここは俺の家だった。
が急にアホになる飲み物なんてあるわけねぇよな。



「シカマルはあたしが相手じゃダメなの?・・・・・・」



ダメ?・・・・何が?・・・・ダメってまさか、は本気で俺にHして欲しいとか思ってんのか?
嘘?・・・いや・・・マジで・・・?
ダメな訳ねぇだろ・・・っつうか、むしろ、ありがたいっつうか・・・・
俺、お前しか好きじゃねぇし・・・


って、何、俺、いきなり頭の中で告ってんだよっ!!!/////////



「ちょ、ちょっとちょっと待てっ!!落ち着け、!!」


「落ち着いて無いのはシカマルの方でしょ?」


は冷静にポツリと言った。


そ、そうだな//////確かに。
今の俺、かなり動揺しちまってて・・・あぁ・・・イケテねぇ////////




「で?急にそのお願いってのは・・・なんなんだ?」


俺は一呼吸おいてから、に聞いた。


「だって////////いのちゃんが・・・Hすると、心も体も気持ち良くて、幸せすぎて死にそぅって
 思えるよって・・・・」


「いの・・・・・・・・・(怒)」


またアイツか!!!
前にも同じような理由で、に妙な事吹き込みやがって、俺がすげぇ痛い目にあった事を思い出した。


「私もHして、その幸せ感を味わってみたいのぉぉぉ////////」


理由はそれだけか?
それだけの理由でお前は親からもらった大事な体を俺なんかに捧げちまうのかよ!!
っていうか、マジでシていいのか?俺。


「Hって・・・お前分かって言ってる?」


やべぇやべぇ・・・・また変な期待をしようとしている自分を反省した。
だいたい、がそんな事をちゃんと理解している事すら怪しいんだっ

だってよ、ついこの間まで、こいつは野獣を怪獣だとか言ってやがったようなバカなんだぜ?
男ってもんを、まったく根本から分かっちゃねぇんだよっ!!


けっ とか思わず声に出して言いそうになったところに・・・




「シカマル・・・私のことバカにしてる?」



「だってバカだろ・・・実際。」



「ちゃんと知ってるわよ!SEXぐらい!!」



はベットからガバリと起き上がって、大声でそう叫びやがった。



な、何ムキになってんだよっ!!


 つうか・・・


「//////////はっきり言うなよ、お前・・・」


「/////////だってシカマルが聞いたんじゃない!!!////////////」


いちよう真っ赤になったを見て、少し安心した。
恥ずかしいって気持ちがあるぐらいだから、ちゃんと意味分かってんだろ?きっと。




って・・・分かってたら、尚まずいんじゃねぇのか?///////



「ねぇ・・だからシてよシカマル!!」

興味津々っつうか好奇心丸出しのその目。
・・・この行為はな?そういうもんじゃねぇと思うぞ・・・

「あのな、・・・そういう事はいきなり しよう! ってするもんじゃねぇだろ?/////」

「そ、そうなの?////////」


はオドオドしはじめた。


「そうなの///////」


あったりまえだっつうの。
てか、俺がデキネェ・・・

触れるだけのお子様キスしかしてねぇ俺達がいきなりHなんて出きる訳ねぇだろ!!
だいたい、もし本当にそうなったら、俺、理性保つ自信ねぇぞ!!
それにもしお前に泣かれたら、俺はどうすりゃいいんだって話!!


「じゃあ、どうしたらHしてくれる?」

「・・・・・」


どう答えるべきなのか・・・もう頭がパニクル。


「とりあえず、お互いの気持ちが大事なんじゃねぇのか?だいたいお前俺の事、好きなのかよ?」


そうだよっ 我ながらいい事言ったな俺。
と俺はキスはする。

さっきも言ったけど、軽く触れるぐらいのやつな。

だけど、その先に進展する事は今までも無かったし、第一、お互いに気持ちを言い合った事もねぇ。

キスすんのは・・・なんつうか・・・儀式的?
ガキの頃からやってるし。

もちろんその頃は何の下心も無く、子供心になんとなくその日別れるのが寂しくてシてた訳で・・・・

最近密かに、その先に進みたいとか思って、思わずお前ともうちょっと激しいキスとかしたくなってるのは
俺だけのはずだ・・・・




「好きだよシカマル。大好き///////」




なんだその満面の笑みは!!!
そのくったくの無い笑顔が怪しいってんだよ!!!


「だから、お前の言ってる好きっつうのは幼馴染の好きってやつだろ?俺が言ってんのは・・・」


「違うよ!私の好きは、愛してるの好き!シカマルが他のどんな男の子よりも好きだよ!!!」


布団を握り締めて必死になってる姿が・・・・・・・・・・バカみてぇ。



だけど、そんなもかわいい////とか思ってる俺ってどうよ?////




「シカマルは?私の事嫌いなの?」


は急にシュンとなる。

んな訳ねぇだろ?
触れるだけとはいえ、嫌いな相手と毎回キスするようなお人よしじゃねぇよ俺は・・・・・


でも、この場合・・・何と答えたらいいんだ?
好きって言ったら、俺と本当にHすんのか?


「まぁ・・・その・・・き、嫌いじゃねぇ・・・」



正直に言っていいのか分かんねぇ・・・・
だってよ・・・こんな簡単にを抱いていいのか?
今までの俺の我慢はどうなる?



「それって・・・シカマルは私のこと・・・嫌いじゃないけど、好きでもないって事なんだね・・・」



え?



いや違う。
ちゃんと好きだって!!
つうか、むしろ、お前が俺を想うより、俺の方がもっとお前を好きだと思うぜっ




って、心で想っててもに伝わらねぇしっ!!!



「そっか・・・そうだったんだ。  私・・・シカマルもちゃんと私の事、好きになってくれてるって思ってた。」



いや、だから・・・


「私だけだったんだね。こんなにシカマルの事好きなのは・・・」


「な、泣くなって・・・あのよ・・・だからさ・・・俺は・・・・・」



の目から涙がボロボロ・・・
うわぁ・・・もう、俺どうしたらいい?


もう訳わかんなくなって、俺はベットに飛び乗って、の肩を掴んだ。


「違うって!・・・だから・・・・・俺も好きだ・・・っつうかもう愛してる!」


ガバリッ


思わずを抱きしめた。


「シ、シカマル?!///////」





お、俺は何言ってんだ?


し、しかも・・・・


やべぇぞこりゃ・・・・・・


ってこんなに小さかったか?
俺が抱きしめたら、俺の胸にすっぽり埋まる華奢な体。
抱きしめた体はどこもかしこも細いくせに柔らけぇ・・・・・・
おまけにお前の髪から男からは絶対に匂わないようないい香りがする。



ここは俺のベットの上で、座ってるとはいえ抱きしめたを簡単に押し倒せる状況で・・・・・




くそっ・・・・・俺・・・どうしたらいいんだよっ・・・・・・・・////////////





「シカマル・・・く、苦しいぃぃぃ」


は?

そんなに力入れてるつもりも無かったのに、気づいたら俺はもうを離したくなくなってて、
無意識に思いっきり抱きしめてた。


もうこれだけで、俺の理性なんてあっけなく崩れそうだっ



「やっぱやめよう・・・・・俺、自信ねぇ」


抱きしめていた腕を離して、を開放する。


はぁ・・・・今ならまだ間に合う。まだ我慢できる。
・・俺に感謝しとけよ?他の男なら押し倒してるとこだぞ?

俺は・・・今までだってどんだけ我慢してきたか分からねぇからな・・・ここまでだったら
まだ我慢できる。





なのによ・・・・バカだ・・・・お前。




「シカマル、キスしよ///////」


かわいい顔を真っ赤にさせて目の前で言われたら、せっかく離した手がまたお前に触れようとする。


「できっかよっ そんなこと///////」


あったりめぇだろ!!
これだって必死こいて我慢してるってぇのに、何がキスだよ!!!


「どうして?今までだってしてたじゃない!!」


はまた不安げな顔をする。


違うんだよっ バカ!
俺が言いたいのはそういう事じゃねぇ・・・・


「今まで通りのキスだけなんて、俺はもうしねぇからなっ」


思わず言っちまった!!
何言ってんだ俺っ
我慢すんじゃねぇのかよっ

つうか断れ!断ってくれっ!

そしたら俺、冗談だって笑ってやるからよっ!!



なのにお前・・・本当バカだっ



「え?今まで通りじゃないキスって・・・それってどんなキス?してして!!!」



あぁそうやってはしゃいでろよっ!
俺はもう知らねぇっ
お前が誘ったのが悪ぃっ!!!



グイッと腕をひいて、もう一度自分の胸にの体を押し付ける。
もうダメだ。俺、限界。


「途中でやめねぇぞ」

「い・・・・いいよ」


俺を見上げた顔が緊張してる。
だけど、俺はのその顔にまで興奮してる。
バカは俺の方だよな・・・



綺麗な頬の肌を指でなぞって、の唇に触れる。
ピクリと反応して、思わず目を閉じたが、すげぇかわいい・・・・・

唇を近づけたら、甘い匂いがして、頭が真っ白になった。










いつものキスを何度もする。


お前を家のドア前まで送った後に必ずしてたいつものキス。
その日1日の終わりに軽くするキス。


なのに、今ここでしてるキスはいつもとは違う。


1回だけじゃ物足りなくて、軽く触れるだけじゃ足りなくて、いつもより長く、何回も
強く、俺はお前の唇にキスをする。


「シカ・・マル」


の目が潤んでて・・・・
それは俺の理性を壊すのには充分で・・・・


少し開いたの口元に舌を入れて、のそれと絡めていく。







甘い。
あったけぇ。
かわいい。
小さい。
愛しい。
食べたい。
舐めたい。
触りたい。
恋しい。
俺だけのものにしたい。






頭の中に言葉がぐるぐる回る。




とまんねぇ・・・・
もう何回してる?
訳分かんねぇ・・・・


離れてはまた触れ合って。


とめらんねぇよ・・・・



《好きだ》《愛しい》


この感情はなんなんだ?


恋愛したら誰でも口にする気恥ずかしい言葉が、お前の体に触れて、キスするだけで
俺の頭の中に溢れ出してくる。


好きになるってこういう事なのか?・・・・・










「シカ・・・マ・・ル////」




小さな声に我にかえる。



「なん・・・だよ?」


息つく暇もないぐらいキスしてたせいで、お互いに呼吸があがってて、
頭がクラクラしてた。



「キスって気持ちいいんだね?」


俺のと数ミリしか離れていない距離での唇がそう言った。


「そうだな・・・」


へへ。
お互いに見詰め合って笑った。


好きだから、すげぇ好きだから、キスするだけでこんなに熱いんだ。
こんなに幸せなんだ。


だけど俺・・・もっと欲しいって思ってる。
マジでとHしてぇ。



「ここに・・・寝て・・・みるか?」


はコクリとうなずいた。




俺の枕にポスンとの頭がのっかる。


乱れた長い髪と、緊張したの顔。
上から見下ろしたら、どこもかしこもかわいくて、愛しい。


の体のどこに触れていいのか思わず躊躇する。


柔らかそうなその胸か?
華奢で折れそうなその肩か?
白くて細っこいその腕か?
無防備に開かれた小さなその手か?


あまりにかわいくて、どうしていいのか分かんねぇ/////////



俺がしばらくそのままを見つめていると・・・


「シカマル・・・キスして?////////」


が俺に手を伸ばした。



うわ・・・もう俺、壊れる。


触れる場所なんて、関係ねぇ。
もう一度キスして、の体の上に覆い被さったら、俺の手はもう勝手にの体を抱いていた。


「んっ///////」


甘い声が聞こえたら、俺の指が勝手にの頬に触れる。
俺に抱きついた細い腕にギュッと力が入ったら、俺の手が勝手にの手を握る。
体が密着して、の鼓動が俺の胸に伝わったら、俺の手が勝手にの胸を掴む。
触れ合ったの足が俺のに絡んだら、俺の手は勝手にの太ももを触る。


何も頭で考えなくても、自然と俺の手はに触れていく。




掴むたびに、細い体から想像もつかない柔らかいの体の感触が俺を興奮させた。



女の体ってすげぇ気持ちいい。



服の上からじゃ伝わらないの体温がもどかしくて、俺はの服に手をかける。



「脱げよ」


ボタンを引っ張ったら、簡単にとれていく。
柔らかい布がパサリとほどけて、の白い肌が露出した。





「シカマル////////」



泣きそうな顔をしていても、俺に「やめて」と言わないは、きっと本気で俺とシたいと
思っているんだろう・・・・・




「もう・・・逃がさねぇぞ」



「う・・・うん///////」



お願いだから泣くなよ 
俺今、お前に泣かれてもやめてやる自信ねぇ。



じかに触れるの肌はすべるように綺麗であたたかい。
やわらかい胸のふくらみと腰のクビレは女特有の色気があった。



「すげぇ・・・綺麗・・・だな」



思わず言葉がもれた。


細い首元に顔を近づけたら、甘い匂いがする。我慢できなくて吸い付くように強くキスをすると
その部分に赤いあざが出来た。



胸にもキスする。



の白い体についてく赤い痕が「俺のもの」って印に見えて、俺はたまらなくなる。



っ 」








その後は、もう頭が真っ白で--------------------------------------






時折、のかわいい喘ぎ声が聞こえて、俺をまた興奮させる。



「やぁん シカマル ダメ・・・待って//////」

「待てねぇ。」




うわぁ もう H って最高だなっ
好きな女の体って、すげぇ気持ちいいっ
抱きしめるだけで、たまらなく幸せだ。



俺は我を忘れて、を抱いていた。














でも・・・・・・





「ね・・・ねぇシカマルお願い・・・//////」


はぁはぁと息を切らしながらも、は必死で俺を呼ぶ。


「ん?」


「シカマルっ・・・ 待ってぇ//////」


の声があまりに必死だから、俺は思わず顔をあげた。



「なに?」


「あ、あのね・・・・いのちゃんが・・・・まだ何か言ってた気がするの・・・・・」


はぁはぁ。
頬を真っ赤に蒸気させて、目を潤ませたまま、そんな事を言われたって、そんな顔見たら、余計に俺、
興奮しちまうじゃねぇかっ


「そんなのどうだっていいって。」


続きがしたいんだよっ 俺は!!
もうそろそろ限界きてんですけど・・・・

ベルトに手をかけて、そっと緩める。


「やだ///だめ///シカマル!!もう少しで想い出せそうなのっ!!」


体をグイッと両手で押し戻された。


「なんだよっ」


「えっとね・・・・Hは気持ちいいものだけど・・・・だけど・・・なんだっけ・??・」


は いのの言葉ってやつを必死で思い出そうとしている。


真っ裸で、そういうの、今ここで悩むのやめてくれっ!!
普通の状態でなくなっている俺のこの体をどうしてくれんだよ?お前は!!


「もういいからっ いのの事なんて考えんなって 」


俺はもう一度の体を抱こうとした・・・・・





「あーーーー//////思い出した!!」


が突然大きな声をあげる。


「あのね・・・Hはすごく気持ちよくて、幸せ〜な気持ちになれるけど、初めての時は死ぬほど痛いから、
 Hする時はよーく考えてからにしなさいって!!」


は真剣な顔をした。


「それからね・・・・どうしてもシたかったら、シカマルのものをちゃんと見て確認してから、出来るか
 どうか考えるのよって!!」


「・・・・・・は?」


はのそりと起き上がって、唖然と座っている俺の目の前に座った。


「じゃ・・・失礼して///////」


の手がベルトを緩めた俺のズボンにのびて、ギュッと手前にひっぱられる---------------------------------------------------




お前さ・・・ドコ見てんだよっ///////////





「きゃーーーーーーーーー//////////何コレ!!シカマル!私、痛いのヤダ!!私死んじゃうもんっ//////」


「おいっ ちょっと待てっ///////」


「やだやだ!!ダメダメーーーー!! するならもっと小さくしてよぉぉ//////シカマルのバカぁ!!!」











「そ、そんな事、出来っか///////!! バカ!!」











は 布団を体に巻きつけて、



「み、見ちゃダメぇ!!着替えるんだからーーーー!!」


一人で勝手に照れだして、逆ギレしはじめた。


「さっき全部見たっつうの・・・・・」


ブスッとしたまま、俺はベットの端に座っていた。


「シカマルのH!すけべ!!」


枕を振り回されて、ボカボカ頭を殴られて、俺が悪者かよっ!!ふざけんな!!!







こんな結果になることぐらい・・・いつも分かってるのに・・・・なんで俺は何回もこのアホの言葉に
振り回されて、毎回バカを見てるんだ??





俺って超バカだよな本当・・・・・





「はーーーーーーーーーーーーーーーー」


深いため息をついて、ベットの端に座って、を見ないように天井を向いていた。
俺の目・・・きっと死んでるよ。




「シカマル////////」


着替え終わったのか、が遠慮がちに俺を呼ぶ。



「あー はいはい。」

「ご、ごめんね・・・・・・」

「もういい。お前に振り回されるのもいい加減慣れたから」

けど、今回ばかりは期待が大きすぎて、かなり凹んだことは事実・・・だ。




「シカマル//////でもね、本当はね、えっと・・・すっごく気持ち良くて・・・私、幸せだったよ/////」



が俺の背中から抱きついてくる。


そういう事すんなっつうのっ!!
今、必死で抑えてるこのどうしようもない体の変化がまた始まっちまうだろうがよっ!!



「だからね・・・シカマル///////」

「あ?//////」

「大人になって、シカマルと結婚したら・・・頑張るから・・・・」






「あぁそう。・・・・て・・・・え?」






「だから私をお嫁にもらってください////////」


「お前、何、こんなとこで俺にプロポーズしてんだよっ」


とか言いつつ、結構マジで照れて、俺顔真っ赤かもっ////////


「だったらシカマルが私に言ってよぉぉ!!普通は男の子がするもんでしょーーーっ!!!」


は恥ずかしかったのか、顔を真っ赤にして頬をプクリと膨らませて怒っている。


「なんだよ?それっ なんで俺がっ!!」



でも、・・・そうだなっ。
めんどくせぇけど・・・俺も気づいちまったから。
お前を抱きしめながら、お前を想う俺の本当の気持ちによ・・・・



こんなにアホでバカで、どうしようもなくめんどくせぇほど手のかかる女だけど・・・・



俺、お前がすげぇ好きだ。





だから・・・
とりあえず、誰にも取られたくねぇんだよ。



グイッと背中のの腕をひいて俺の膝上に座らせた。




ここならちゃんとお前の目を見て言える。




「俺と結婚してくれよ。  」




お前の大きな瞳には、緊張した俺の顔がうつっていた。
目の前で、はゆっくりと優しく笑う。




「はい。喜んで////////」




その後とシたキスは今までの中で一番幸せで、一番気持ち良かった。




















「あぁ・・・だからな?・・・痛いのは初めだけでだな・・・/////」


俺はなんとかしどろもどろに説得してみたが・・・


「やだ!痛いのやだもん!!だから、もっと小さくしてよっ!!」

「だから、出来るわけねぇだろうが!!」

「じゃあやだ!!結婚してもしないっ!!Hだけが幸せじゃないもんね!!」


「おいっ ちょっと待てっ!」


嘘だろ?・・・・マジで俺、お前と結婚しても出来ねぇの?




ベットの上で押し問答がはじまった。



「シカマルが痛いの代わってよ!!」

「あぁもう・・・出来るもんならそうしてぇよ・・・・・」


あぁ頭痛てぇ・・・・



「でも・・・シカマルとの赤ちゃんは欲しいなぁ・・・・」


は何やら考えこんでいる様子。 チャ、チャンスじゃね?



「だ、だろ? だから、我慢しろよっ! 一回ぐらい!めんどくせぇ」


「めんどくせぇ??」


がギロリと俺をにらんだ。


「いや。だから・・・初めだけなんだからよ・・・いくら痛いの苦手だっつったって・・・・」


「それが痛いの我慢する人へお願いする態度なのーーー!!もうシカマルのバカ」


はマジに怒りだした。
そんなに嫌か?お前は痛いのが!!!


「分かった・・・・」


もうお前とHできんなら、何だってしてやるよっ 


さん・・・お願いします。 俺にその体ください。」


棒読みだったのバレっかな?
けど、
同じベットの上で土下座してる俺の気持ちも考えろっつうのっ!!


あーーーーーーーーーぁ 結婚したら、俺、いっつもこうやってお前に謝ってる気がすんなっ
将来が見えたみてぇで、恐ろしいよ俺は・・・・・


布団にデコをくっつけたまま、俺の気持は凹みはじめた・・・







「しょうがないなぁ//////じゃあ・・・シカマルのために我慢したげる////////」




え?



それはちょっと予想外の反応だ。
顔をあげたら、俺の目の前に真っ赤な顔でちょっと照れたかわいい顔の俺の彼女。



ようやくお許しをいただいた俺は、いつになくハイテンションで・・・・


ちょっと仕返しっ/////




「だったら、今よこせっ!!」

「きゃーーーーー///////シカマルのバカ!結婚してからだって言ってるでしょーーーっ!!!」

「うるせぇ!待てるかよっ バカ!!」



残念ながらここは俺のベットの上だ。
押し倒したをギュッと抱きしめて、デコをコツンとぶつけたら、冗談だと気づいた

幸せそうに笑う。




「大好きよ/////シカマル」

「バーカ////////」



俺には今はその言葉だけで、じゅうぶんみてぇだ/////////










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